闇っ子~戸籍のない子供たち~のネタバレまとめブログ

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娘を売る街~昭和の赤線・吉原~ネタバレ第1話「吉原の赤い花」

 「娘を売る街~昭和の赤線・吉原~」は、女郎漫画を描かせたら右に出るものなし!な勢いの作家・安武わたる先生の最新作です。

人気作「声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~」で描かれている人情味あふれる女郎の世界と違い、こちらは悲惨な境遇により虐げられた女たちの悲しみと復讐を中心の物語となっています。

短編漫画4作とも、女郎漫画になっており、それぞれの娘たちがなぜ女郎に身を堕とすことになったのか、どんな悲哀を抱えて生きているのかが丁寧に描写されています。


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こちらでは第1話「吉原の赤い花」のネタバレとあらすじをご案内します。

「娘を売る街」あらすじとネタバレ

女郎にさせられた名家の令嬢

なぜわたしが、吉原の女郎なんかに・・・

片倉加恵は江戸幕府の普請奉行・片倉清ェ門の娘で、名家の令嬢だった。

にも関わらず、今では「女郎」として最低辺にある遊郭に身を堕とされ、ケダモノのような男たちに毎日犯される日々。

ふりかえると、父は自分の結納が済んだ席で「幸せにのう」と何かこれで最後だ、と思わせるような言動をしていた。

直後に父は何者かに罪を着せられ、不始末によって切腹を申し付けられた挙句、家禄は没収されてしまったのだった。

自分を大切に育ててくれた父も、家屋敷も何もかも失った加恵は、ぬけがらのようになってしまう。

父が残した借金がある、と言われて無理やり犯され、あとは最低の遊郭に放り込まれたのだった。

悪夢のような女郎の生活


加恵が送り込まれた遊郭は、その中でも最低の場所で客の質も最悪だった。

ろくな食べ物もなく、出て来るご飯は腐っており食べられたものではない。

薄い板の仕切りの向こう側からは、女たちの嬌声が丸聞こえで、衛生条件も悪い。

美人だと評判だった加恵は、客にすぐ指名されるものの、辛気臭いと二度目はなく店でも厄介者扱いされる。

死のうとしたそのとき敵の名前が


これは悪夢だ・・・早く目が覚めたい。

加恵は人の生活とも思えない、女郎の暮らしに耐えきれず、首を吊って死のうとする。

死ねばきっと、あちらへ戻れる。この悪夢から覚めることができる。

泣きながら梁に紐を通し、死のうとしたそのとき、加恵の耳に街の噂が入ってきた。

窓の外で話している男たちは、加恵の父親がはめられて殺された、という話をしていたのだ。

「本当の悪事はよ、うえのお旗本・松坂様が張本人よ」

松坂が自分の悪事を暴こうとした父を疎ましく思い、嘘をでっちあげて父に罪を着せ、切腹に追い込んだのだ。

復讐に生きる加恵


そして加恵は、自分を最初に無理やり犯して遊郭に放り込んだのが、松坂だったと知る。

あの男のせいで、父は・・・!!

このままでは、死ぬに死にきれない!と、加恵は父親の復讐を果たすために死ぬことを忘れ、自らの美貌を使って松坂を破滅させようと誓う。

「吉原の赤い花」の感想


加恵の父親は正義感あふれる優しい人でしたが、悪党の松坂に陥れられ、偽の情報を流されて横領犯として罪を着せられて切腹

松坂こそが父を死においやった犯人だ、と知った加恵は絶望して死のうとしていたのに、復讐せずには死ねないと決意します。場末の遊郭には似つかわしくないその美貌を活用し、女郎として「一番」を目指し始めます。

お嬢様だったのに、女郎という女性の尊厳をとことんまで踏みにじられる苦界に落とされた加恵は「父親の復讐」のために、腹をくくってそこで生き延び、のし上がって見事に復讐を果たしました。

女性というのは、ひとたび決意すれば本当に強いよなあ、と感じさせられるお話でその後の加恵の人生がどうなったのかも気になりました。


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 娘を売る街の第2話「おちょろ舟」感想

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