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闇っ子~戸籍のない子供たち~のネタバレまとめブログ

漫画「闇っ子~戸籍のない子供たち~」のネタバレ・結末・試し読み・あらすじ・感想をまとめたブログ。

甘い話苦い水 ネタバレ(闇っ子収録作)第2話 安武わたる作

安武わたる先生の短編漫画集「闇っ子〜戸籍のない子供たち〜」の第2話「甘い話苦い水」のあらすじとネタバレのご案内です。

ダメ男と結婚した主婦が、夫に家の金を持ち出されて真面目なひとり息子にまで迷惑をかけ、息子は足りなくなったお金を工面するために「死体洗い」のバイトをすることに。

それをきっかけに、息子は精神を病んでいき・・・

なお、「甘い話苦い水」は「闇っ子〜戸籍のない子供たち〜」の2話目に収録されている作品です。


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「甘い話苦い水」あらすじとネタバレ

ロクデナシ夫に苦労する主婦


相沢幹子は42歳の主婦。大学生になる息子・公太は真面目で頭がよく、一流の大学に奨学金をもらって通っていた。

けれど、夫婦生活は最悪だった。

夫はギャンブルに明け暮れ、たまに家に帰ってくると「金はあるか!?」となけなしの生活費を根こそぎ奪っていってしまう。

ギャンブルだけではなく、女と遊んで借金まで作ってしまう本物のロクデナシ。

公太はそんな父親をあきらめており、「いいかげん、離婚しちゃえば?」と母さんに苦労をかけるだけだと別れることをすすめてきた。

「だめだよ、それだけは母さんの意地だよ」

一緒にいるとまともな生活すらできない、苦労をさせられるばかりだとわかっていても、幹子は夫と離婚しないのには理由があった。

それは息子を「父親のいない子供」にしたくない一心だったからだ。

夫のせいで息子の学費を取られる!


働かない金食い虫の夫を支えるために、幹子は朝から晩までバイトをかけもちして働いていた。

ある日の夕方、仕事帰りの幹子に公太が声をかけ、「お土産あるんだ」と、誕生祝いのブラウスをプレゼントしてくれた。

貧乏苦学生なのに、せっかく息子が自分で稼いだ金をこんな自分に・・・と幹子は「あたしにはもったいないような息子だ」と涙が出てくる。

だが、自宅に戻ると夫がチンピラ連中に縛り上げられていた。

「奥さ~ん、旦那さん、うちに100万円の借金がありましてねえ」

夫は泣いて借りたのは30万円だったのに、3倍になるなんて、という抗議するがチンピラに「腎臓売るか!?タコ部屋放り込んだろか!!」とすごまれ泣いて悲鳴をあげるしかない。

幹子を見て「ちっ、こんなババアじゃソープにも売れやしねえ」と、舌打ちをするチンピラ。

その騒ぎを見て、公太は自分の通帳を出して「これで払いますから」と、今まで学費のためにせっせとバイトしてためてきた貯金を渡してしまったのだった。

「あんたって人は、どうすんのさ、公太の授業料!」

夫は悪びれず、休学してその間に稼げよ、などと言い出して心底からこの男はろくでなしなのだ、と痛感して幹子は泣き続けた。

金を稼ぐために「死体洗い」のバイトをする公太


貯金をありったけ持って行かれてしまった公太は、医大の知り合いが「死体洗い」のバイトを紹介してくれた、と幹子に報告する。

ゾッとするような仕事ではあったが、一日3万という高額で断るにはもったいない。

だが、死体洗いのバイトを初めてから、公太の様子がおかしくなっていった。

体中から、「あの匂い」が染み付いて取れず、何回風呂に入って石鹸でゴシゴシしても取れない。

指先もボロボロで、匂いのせいで食欲もなくなり、食べ物をみるだけで吐いてしまう。

たった一晩で、地獄を見てきたかのようにげっそりと痩せてしまった息子・・・異臭のせいで電車やバスでも人に避けられ、家庭教師のバイトもフイにしてしまった。

ホルマリン漬けの死体プール


あまりのやつれぶりに「バイト、やめさせてもらったら?」と幹子は勧めたものの、公太は責任感が強すぎて「せっかく紹介してくれたのにそんな無責任なことはできない」と首を振る。それに、父親のように約束を破る人間にはなりたくはない、と・・・

無理して働き、とうとう血を吐くようになってしまった公太。保険料がなくて保険証も使えない・・・

ボロボロになっていく我が子を見て、居ても立ってもいられない幹子は、公太のバイト先についていく。

そこには、強烈な匂いを放つプールの中に、何体もの解剖用の死体が浮き上がっていて・・・

「甘い話苦い水」の感想

旦那はギャンブル狂いのろくでなしなのに、息子は真面目でいい子・・・こういう組み合わせって結構いるんですよね〜。世の中って不条理です。

金にだらしない父親のせいで、息子が自分の学費から借金を返済し、そのせいで「死体洗い」というかなりゾッとするバイトをしなくてはならなくなってしまいます。

幹子は息子を心配してバイトを手伝うようになりますが、「こうなったらもう、タダの物体。人間最後にこうなっちまうんだねえ」と何かを悟ります。

別れたほうがいいと思っているのに、息子のためにと我慢し続けてきた夫を最後に捨てることができたのは、このバイトで「へんな意地をはるのが馬鹿らしい」と。

今生きることを楽しんで、大切な時間を大切な人のためだけに使いたい、と考えたのではないでしょうか。

実話だそうですから、壮絶な内容ですね・・・


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 3話目「それ欲しい」のネタバレ

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